What's New in Windows Phone 8.1を読んで (その3)

Posted by 技術ブログ by Strawhat.net on Friday, April 11, 2014

“What’s New in Windows Phone 8.1を読んで(その2)”の続きです。

アクションセンターで通知の管理

通知を管理するアクションセンターは、アプリからAPIを介して通知を管理できるようです。 管理できるのは、通知の追加、削除、置換、expireがあります。

ユーザとしてアクションセンターは欲しかったのだけど、アプリから制御できるなら 有効な使い方を考えたいですね。

トースト通知、タイル、バッジ

バックグラウンドからタイルを更新できるようになっています。

バックグラウンドの音楽再生

バックグラウンドでの音楽再生で使用するクラスが、 従来のMicrosoft.Phone.BackgroundAudio.BackgroundAudioPlayerから Windows.Media.Playback.BackgroundMediaPlayerに置き換わりました。

Windows.Media.Playback.MediaPlayer APIを使うことで 以下のことができるようになります。

  • 再生状態が変わった時に通知される
  • アプリがフォアグラウンドで実行されていない間、バックグラウンドで音楽を再生する
  • MediaElementを使わずにUIのXAMLを定義して、MediaPlayerを使って バックグラウンドで再生する

DirectX

DirectXのサポートが改善されています。 XAMLとDirectXを一緒に使えるようになっているため、 WP8アプリのXAML&Direct3Dのプロジェクトテンプレートが置き換えられています。

画面の録画

拡張されたWindows.Media.Capture APIを使って、 Windows Phone 8.1端末の画面の静止画像や動画をアプリで作成できます。

カメラ

Windowsストアアプリと同じ機能を提供するWindows.Media.Capture APIを使えます。 今回のリリースでは、フォーカス・露出・ISOの設定を変えながら連続したフレームを 撮影できる機能が含まれています。

UIの自動化

テストの自動化が依存しているUI要素の自動化層(automation peers)を作成できます。

コントロール

Windows Phone 8.1ではWindowsストアアプリと同じXAMLのUIフレームワークを 使うため、同じコントロールを使うことができて、UIコードの多くを共有できます。

GridView, ListView, RichEditBox, PasswordBox, SemanticZoomなど Windows 8で導入されたコントロールがWindows Phone 8.1で使えます。 Windows PhoneのPanoramaコントロールはHubに名前が変わっています。 PivotのようないくつかのコントロールはWindows Phoneだけで使用できます。 また、Windows Phoneにおいて、LongListSelectorを使う代わりに ListViewもしくはSemanticZoomコントロールを使います。

まだ変更点があるため、次の記事に続けます。