Python Tools for Visual Studio (PTVS) 2.1ではPythonによるプロジェクトのテンプレートが何種類か用意されています。
PTVS2.1のプロジェクト
PTVS2.1のプロジェクトには以下の種類があります。
それぞれのプロジェクトが作成できるアプリケーションは以下の通りです。
- From Existing Python Code
- 既存のコードからプロジェクトを作成
- Python Application
- CPythonによるコンソールアプリケーションを作成する
- Azure Cloud Service
- Microsoft Azureのクラウドサービスを作成する
- Web Project
- ファイルを含まない空のWebアプリケーションプロジェクトを作成する。
- Bottle Web Project
- Bottleフレームワークを使ったWebアプリケーションを作成する
- Django Web Project
- Djangoフレームワークを使ったWebアプリケーションを作成する
- Flask Web Project
- Flaskフレームワークを使ったWebアプリケーションを作成する
- Flask/Jade Web Project
- FlaskフレームワークとJadeを使ったWebアプリケーションを作成する
- IronPythyon Application
- IronPythonによるコンソールアプリケーションを作成する
- IronPythyon WPF Application
- IronPythonによるWPFアプリケーションを作成する
- IronPythyon Silverlight Application
- IronPythonによるSiverligtアプリケーションを作成する
- IronPythyon Windows Forms Application
- IronPythonによるWindows Formsアプリケーションを作成する
BottleやFlaskは軽量なWebアプリケーションフレームワークで、マイクロフレームワークとも呼ばれています。構成するファイル数が少なく、提供する機能も少ないのですが、その分フレームワークの見通しがよく、必要に応じて拡張もしやすいかと思います。
Webノードの下にはサンプルコードを含まないブランクのWebアプリケーションを作成するメニューがあります。
- Blank Bottle Web Project
- Blank Django Web Project
- Blank Flask Web Project
があります。
PTVSではWebアプリケーションのプロジェクトが多く追加されています。 採用されたWebフレームワークがどのように選ばれたのか経緯はわかりませんが、 有名なDjangoをはじめ人気のあるフレームワークが選ばれたのかもしれません。 今後は、Pylonsなど他のWebフレームワークも採用されるかもしれません。
次からはWebのプロジェクト、特に軽量なフレームワークであるBottleによるWebアプリケーション作成を見ていきます。