MVVMパターンを使ってストアアプリを作成するとき、何かしらのフレームワークを使うかと思います。 Prism for the Windows Runtimeはストアアプリ向けのMVVMフレームワークです。
PrismはもともとはWPFでコンポーネントを組み合わせて作る複合的なアプリケーションを 開発するためのフレームワークですが、MVVMパターンを取り入れたりして複雑になっています。
Prism for Windows Phone 7.xやPrism for the Windows Runtimeは、 MVVMパターンでアプリを開発するためにMVVMパターンのフレームワークを 切り出したライブラリです。
このシリーズではWindows 8.1ストアアプリをPrismを使って開発する方法をまとめます。
Prism for Windows Runtimeの参考資料
Prismをストアアプリに適用する方法は、Dev Center - Windows Store appsで Developing a Windows Store business app using C#, XAML, and Prism for the Windows Runtime として公開されています。BookとしてPDFファイルが公開されていますが、 日本語の翻訳版は古い1.0版なので、英語版をお勧めします。
PrismによるStoreアプリのサンプル “Developing a Windows Store Business App using C# and Prism with MVVM” も公開されています。ビルドして実際に動かしながらコードを読んでみるとよいかと思います。
Prism for Windows Runtimeの準備
Visual Studio 2013のプロジェクトテンプレート “Prism for the Windows Runtime Templates (Win 8.1)” が公開されています。これをインストールしておきます。
実際のコードはその2から作っていきます