“What’s New in Windows Phone 8.1を読んで(その3)”の続きです。
アニメーション
XAMLでの開発者がアプリに適用できるよう、WP8.1の全てのアニメーションを 新しいクラスを通して公開する、とあります。
これは、Windows.UI.Xaml.Media.Animation名前空間にあるクラスのことだと思われます。
テキストの拡大
Windows Phone 8.1では、ユーザー補助機能で設定するとテキストが自動的に拡大されます。 アプリでの対応は不要ですが、オプトアウトしたいときはIsTextScaleFactorEnabledを falseに設定できます。
また、設定値を調べたり、設定が変更された場合に通知されるために Windows.UI.ViewManagenent.UISettingsクラスの TextScaleFactorChanged, TextScaleFactorメンバを使えます。
アプリケーションバーの改善
Windows Phone 8.1では、CommandBarの中のAppBarButtonで バインディングやリソース・テーマの参照ができます。
高コントラスト
Windows Phone 8.1では、白黒の高コントラストな配色を提供します。 この高コントラスト設定が有効になった場合に、カスタムコントロールで 自動的に適用される"HighContrast"リソースディクショナリを定義できます。
また、高コントラスト設定が有効であるかを検知したり、設定が変更されたときに 通知されるためのAPIもあります。
高コントラストモード時に設定できるのはブラシや文字列色だけではなく、 画像のリソースやXAMLでインスタンス化できる他のオブジェクトを 切り替えることができます。
アプリ内のナビゲーション
戻るボタンでWindows Phone 8.1アプリケーションを抜けるとき、 アプリケーションは終了せずにサスペンドされます。
マネタイズ(試用、アプリ内購入)
Windows Phone 8からの変更点は、アプリ内購入では Windows.ApplicationModel.Store.CurrentApp.RequestAppPurchaseAsyncメソッドを 使う点です。Windows.ApplicationModel.Store名前空間のたいていのAPIが利用可能です。
ウォレット
ウォレットを使ってユーザはカード、チケット、取引や支払いの情報を一元管理できます。 Windows.ApplicationModel.WalletのAPIで提供される機能を使って、 アプリからウォレットを利用できます。
まだ変更点があるため、次の記事に続けます。