11/12にオンラインで開催されたMicrosoft社のイベント"Connect();“でVisual Studioや.NET Frameworkについて発表がありました。
ScottGu氏のブログに解説記事(Announcing Open Source of .NET Core Framework, .NET Core Distribution for Linux/OSX, and Free Visual Studio Community Edition)がありますが、そこからポイントを紹介します。
まず初めに"Visual Studio Community"です。
Visual Studio Community
Visual Studio CommunityはVisual Studioのフリー版です。 これまでのExpress Editionはデスクトップ、Webなどターゲットごとに分かれていましたが、Community版では1つの環境で様々なターゲットの開発ができます。また、Express EditionではできなかったVSIXでの機能拡張ができます。 このようにProfessional版相当の機能が提供されるようです。
ただし、Community版を利用できるのは条件があって、まず
- 個人開発者は商用アプリも非商用アプリも可
組織については、細かい条件があって
- OSSに寄与する開発者は使用可
- 研究や教育の用途で使用可
- 開発者が5名以下の非企業組織では、商用アプリも非商用アプリも可
となっています。ここでいう企業組織とは「250台を超えるPC、もしくは年商が100万米ドルを超える」と定義されています。企業組織に該当する場合は、開発者が5名以下でも利用は不可です。
初音さんがVisual Studio Community 2013の日本語紹介ページに重大な記述漏れで指摘されているように、当初の日本語の説明では企業組織の定義がなかった問題がありました。また、現在でも以下と未満の用語が英語の説明とずれていたりするので、該当する場合は確認したほうがよいかもしれません。
Visual Studio Communityはこのサイトからダウンロードできます。Visual Studio Community本体は"Microsoft Visual Studio Community 2013 with Update 4 - English"でこれは英語版です。 日本語版にするときは"Visual Studio 2013 Language Pack"でダウンロード言語を日本語にして、“Microsoft Visual Studio 2013 Language Pack - 日本語"をインストールします。
Visual Studio Communityのインストールについては、別の記事で検証したいと思います。