Python Tools for Visual Studio 2.1 (1)

Posted by 技術ブログ by Strawhat.net on Sunday, October 26, 2014

Visual StudioにPythonの開発環境を追加するPython Tools for Visual Studio (PTVS) 2.1が10/13にリリースされていたので使ってみました。

PTVSとは?

PTVSはVisual StudioでPythonのアプリケーションを開発する環境を追加する拡張機能です。提供される機能は

  • CPythonでのアプリケーション作成
  • コンソールアプリケーション
  • Webアプリケーション (Django, Flask, Bottleなどのフレームワーク利用も可)
  • IronPythonでのアプリケーション開発
  • コンソールアプリケーション
  • WPFアプリケーション
  • Silverlightアプリケーション
  • Windows Formsアプリケーション
  • デバッグ (ブレークポイント設定、変数などの参照、変更、など)
  • WebアプリケーションのMicrosoft Azure WebSitesへのデプロイ
  • Intellisense
  • VirtualEnvなどでの環境構築
  • 他多数

など多彩です。

特にIntellisenseが働くのでコード作成が効率的に行えると思います。

PTVS2.1のインストール

PTVSの公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。 PTVS2.1はVisual Studio 2013/2012/2010、もしくはVS Express 2013 for Web、VS Express 2013 for Desktopに対応してます。

Hello world

まずコンソールアプリでhello worldを表示してみます。 VS2013を起動してプロジェクトを作成します。新しいプロジェクトダイアログからPython Applicationを選択して、プロジェクトを作成します。

新しいプロジェクトダイアログ

作成されたプロジェクトのソリューションには

  • Python Environments
  • References
  • Search Paths
  • PythonApplication1.py

のフォルダ・ファイルがあります。

Python Environmentsノードでは、アプリケーションを実行するPython環境を定義できます。これにより、実行に使うPythonインタープリタをCPythonもしくはIronPython、およびそのバージョンを切り替えることができます。

Python環境の切り替え

また、Virtual EnvとPIPを使って、このプロジェクトに有効なPython実行環境を構築することもできます。この機能は後日紹介します。

とりあえずそのままで実行してみます。CPythonが起動して実行結果が表示されます。

実行

次回からは他の種類のプロジェクトでの開発を紹介します。