Visual StudioにPythonの開発環境を追加するPython Tools for Visual Studio (PTVS) 2.1が10/13にリリースされていたので使ってみました。
PTVSとは?
PTVSはVisual StudioでPythonのアプリケーションを開発する環境を追加する拡張機能です。提供される機能は
- CPythonでのアプリケーション作成
- コンソールアプリケーション
- Webアプリケーション (Django, Flask, Bottleなどのフレームワーク利用も可)
- IronPythonでのアプリケーション開発
- コンソールアプリケーション
- WPFアプリケーション
- Silverlightアプリケーション
- Windows Formsアプリケーション
- デバッグ (ブレークポイント設定、変数などの参照、変更、など)
- WebアプリケーションのMicrosoft Azure WebSitesへのデプロイ
- Intellisense
- VirtualEnvなどでの環境構築
- 他多数
など多彩です。
特にIntellisenseが働くのでコード作成が効率的に行えると思います。
PTVS2.1のインストール
PTVSの公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。 PTVS2.1はVisual Studio 2013/2012/2010、もしくはVS Express 2013 for Web、VS Express 2013 for Desktopに対応してます。
Hello world
まずコンソールアプリでhello worldを表示してみます。 VS2013を起動してプロジェクトを作成します。新しいプロジェクトダイアログからPython Applicationを選択して、プロジェクトを作成します。
作成されたプロジェクトのソリューションには
- Python Environments
- References
- Search Paths
- PythonApplication1.py
のフォルダ・ファイルがあります。
Python Environmentsノードでは、アプリケーションを実行するPython環境を定義できます。これにより、実行に使うPythonインタープリタをCPythonもしくはIronPython、およびそのバージョンを切り替えることができます。
また、Virtual EnvとPIPを使って、このプロジェクトに有効なPython実行環境を構築することもできます。この機能は後日紹介します。
とりあえずそのままで実行してみます。CPythonが起動して実行結果が表示されます。
次回からは他の種類のプロジェクトでの開発を紹介します。