伊勢ギーク・フェアに行ってきました

Posted by 技術ブログ by Strawhat.net on Sunday, November 2, 2014

今日は伊勢市駅近くのいせシティプラザで開催された伊勢ギーク・フェアに行ってきました。

伊勢ギーク・フェアは「参加者みんなで「作る」を楽しむイベントです。様々な自作品を出展し、それで遊んだり、それについてお話します。」という趣旨のイベントで、今回が初開催のようです。どのような出店があるのか分からないのですが、楽しい何かに触れられたらと思って、行くことにしました。

会場への移動

何を思ったのかアーバンライナーのDXシート(シングル)の指定席をとっての移動です。 最後尾の車両が2列+1列の座席配列となっていて、東側の座席は一人掛けの座席です。

ややトラブルもあったのですが、ゆったりとしたシートでPCを弄ったりしながら伊勢までの短い旅程を過ごしました。

アーバンライナーで移動

伊勢ギークフェアの会場

伊勢ギークフェアは外宮の近くにあるシティプラザいせの2Fで行われました。

シティプラザいせ

案内の看板

駅からほどほどの距離で、アクセスしやすい場所でいい会場だと思います。

訪ねたブース

伊勢ギークフェア、全てのブースを見て出展者の方と話をできればいいのだけど、時間の都合もあって、今回は5ブースほどを重点的に尋ねました。

  • 森ソフトさん: Android端末でのバスのロケーション表示システム

    • 伊勢IT交流会を主催されてる森さんとは、三重県のITコミュニティの話からいろいろと盛り上がって長話をしてしまいました。
    • 出展されていたのは、Android端末だけでバスなどのロケーションを表示するシステムで、初期投資を抑えて実現できるところがポイントでした。
  • 植田さん: Occulus Rift

    • まどべんよっかいちで登壇してくださっている植田さんがヘッドマウント式の没入型3Dディスプレイ装置であるOcculus Riftによる3Dアプリの体験デモをされてました。
    • 10年以上前に偏光スリットを使ったメガネ型の立体視装置を使って研究開発をしていたことがあったのですが、その装置の価格と比べて非常に安価な上に、没入感が非常に高く、ここまで改良されてきたのだなと思いました。
  • NTT Docomo: デバイスにアクセスする共通基盤

    • スマートフォンから各種のデバイスを統一的にWebAPIを使ってアクセスするための仮想サーバ基盤DeviceConnectWebAPIを紹介していました。OSSとして公開されているそうです。
  • 浦田工業さん

    • 溶接の工場をされつつ、廃材などを利用して現代アートなオブジェやスタンドなどの実用品を制作されているとのことです。アナログなハンドクラフトについて、その制作スタイルについて会話をさせていただき、とても刺激になりました。
  • サークル「あれたうみとひるのすなはま」さん:痛プリント基板

    • プリント基板にキャラの絵をパターンとして印刷した痛基板を販売してました。プリント基板は製品となった後は目につかないのだけど、実はこんな痛基板が隠れていたりすると面白いなと思ったり。

痛基板。艦これの天津風の絵をプリント

Aruidnoピンの配列になってます

あと入口近くの3Dプリンタの展示で、ノウハウなどを聴いたりしました。

他のブースは眺めただけに終わったのですが、ピタゴラスイッチみたいな装置、スチームパンク風の昆虫を模したオブジェ、他には手芸もあったりで、様々なジャンルが展示されていました。

全体の感想

興味深い出展内容が多く、ブースを見学して出展者の方と話をしていると時間が過ぎるのがあっという間でした。伊勢ギークフェアの開催概要に書かれていたように、展示者の方と会話できるのがとてもよかったです。展示物の詳細を訊けるだけでなく、その周辺の技術・事情などの発展した話題や、制作にかける思いも聴けて、より展示物への関心を深めることができたのではないかなと感じています。

また、出展の間口を広げるためのノージャンルだったかもしれませんが、ジャンルが電子工作・ITに限定されていなかったのは正解だったのではと思いました。モノづくりという点では思いは同じですし、ジャンルを超えた融合・発展があるかもしれません。参加者の視点からも、多岐にわたるジャンルの創作を見ることができてとても楽しく、かつ刺激的でした。

機会があったら、ITなのか電子工作なのかハンドクラフトかは分かりませんが、自分も出展してみたいと思います。